※そこまで英語が得意でもないので、よく分からない部分には原文・原語を付しました。
強調等は原文ママ、誤訳についてはぱんやんの責任ですが、引用の際には注意ください。

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(原文)http://mtgcommander.net/Forum/viewtopic.php?f=1&t=19171


【1】禁止リスト改定、2019年7月

運営事項
原則に関する文章(Philosophy document)を改訂しました

カード
《パラドックス装置/Paradox Engine(AER)》禁止
《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ZEN)》禁止
《絵描きの召使い/Painter’s Servant(SHM)》解禁

ルール
変更なし

 原則に関する文章の改訂は、「統率者戦とはなにか」という問いに答えるための簡明かつ簡単に理解できるような一連の見解と、我々がこのフォーマットについてどのように考えているかを示す重要な基本的な考えを併せたものです。統率者戦の基本的原則は変化していません。つまり、統率者戦は、プレイヤーたちが互いの、そして自らの力量を重視するようなトーナメント・フォーマットとは一線を画したものとなるよう、特に構想されていたということです。私たちは、多くのプレイヤーが、我々がいつも重視しているガイドラインに違反しているかどうかが、禁止についての厳格な基準であると誤解していることを知りました。禁止となったカードの中には確かにいくつかの共通性があるかもしれませんが、禁止リスト入りする主な要因は、禁止カードが私たちが推奨する素晴らしいゲーム体験に異を唱えているからなのです。

 《パラドックス装置/Paradox Engine(AER)》は、多大に問題であることが証明されたカードです。このカードは、どこからともなく簡単な勝利手段を与えるだけでなく、意図しないハチャメチャなゲーム(wreck game)を招く可能性があることを実証しました。どのようなデッキにも簡単に入れられ、プレイヤーたちが《パラドックス装置/Paradox Engine(AER)》がなくてもよく用いたがるカードと結びつき、事実上デッキ構築を工夫する負担なしに膨大なマナを生み出すことができました。そのカードを基軸としたデッキのみで問題となっているカードを禁止することはしませんが、《パラドックス装置/Paradox Engine(AER)》はぶっ壊れデッキにするために専用構築にする必要すら無いということを明確に実証しました。

 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ZEN)》は、プレイヤーに有益となる活用法(positive application)がない反面、多くのプレイヤーにとって嫌なゲーム体験を生み出します。以前は《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ZEN)》のマナコストが高いことを考慮して使用可能なままにしていましたが、丹念な調査によって、そのマナコストを支払うことなく直接戦場に出す手段が多くあることが分かりました。また、《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria(ZEN)》は私たちがやめて欲しいと思っている、すなわちプレイヤーたちをゲームから追い出してしまうという状況を作り出す種類のカードの典型例でもあります。

 《絵描きの召使い/Painter’s Servant(SHM)》は、禁止の是非について長らく議論が交わされていたカードでしたが、遂にその枷を外す時が来ました。私たちは危険な使い道よりも、よりヘンテコリンで楽しい使い道があるように感じています。このカードは、デッキビルダーたちに、彼らの創造性を示す中で、探究すべきさらなる道を加えることでしょう。

 この改訂をまとめるにあたって情報と洞察を与えてくれた、統率者アドバイザーグループに多大な感謝を。彼らの存在はこのフィーマットに対して多くの意義を与え続けています。

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